昨日まであんなに明るく輝いていた未来が、今となっては先の見えない闇となってしまいました。
意識はしていなかったけど自分にとっては大きな心の支えとなっていたようで、その支えを失った今は途方に暮れる次第であります。
昨日の涙はこれを予期していたのでしょうか?
今日はもう、涙をこらえるので精一杯です。



何があったのかと率直に言えば、転部しても辛いだけだと言われました。
私の持病は吹奏楽にとって致命的なようで、体力作りのランニングができない上一般の人より肺活量が少なく、楽器を持ち上げることができない可能性がある、と。
他の部員よりも劣った部分が多いことは精神的な負担になり、退部する確率の方が高いそうです。
そして、部員の退部は部の雰囲気を乱すため、絶対に避けてほしいらしい。
だから、もう一度入部について考え直してくるようにと釘を刺されました。



ここまで持病が致命的だと思っていなかったので、よく考えなかった自分の甘さが嫌になります。
でも、願いがかなわないので辛く悲しくもあります。

ただ、入部する前にこのようなことを聞けたので、傷は浅くすみそうです。
私が気付かなかったことを教えてくれたことに感謝です。
そして、将来自分専用の楽器を買うという目標は、さらに意味のあるものになったと思います。

合奏をしたいなら市内の楽団に所属するという方法もあります。
楽団なら趣味で楽しむことができるので、肺活量が少なくても、生活の中心に練習をおかなくても、問題ありません。
だったら今は、今しか体験できないことに取り組むべきです。
そう思って、明日からは今しかできないことを探したいと思います。